「気がついたら上達してた」とは一体?
最近思うのは、楽器の上達って
例えば逆上がりが突然コツを掴んでできるようになるような大転換がおこる、、、といような経験て、あまりしない。
むしろ「気づいたら前より上手くなってる」が多い。
これって何なんだろうと思ったのですが、
例えば、ギター(もしくは、その中の新しく取り組む奏法)歴
数ヶ月とか一年くらいの自分が、
一つの課題を猛烈に突き詰めていくとする。
苦手な部分をどうすれば克服できるのか、
体の使い方も理知的に研究して、それを体に覚えこませる反復にも多大な時間をかけて、周到に
でもその経験値(歴一年くらい)の時点で到達する限界みたいなものってどうしてもあって、
どんなに練習しても、現時点ではこれ以上は難しいという部分が出てくる
そのうち、その課題に挑戦することにも飽きてくる
そこで、その課題はそこで一旦自然に見切りをつけて、別の課題にチャレンジする
そうして、一つの課題を煮詰まるまで練習してはまた別の課題...と続けていくうちに、
経験値(筋力など肉体的な成長を含むんでしょうね)が溜まっていって、
一年前に煮詰まっていた部分が、
ほとんど理屈によってではなく、自然に解決される...
しがない自分のギター人生ですが、上達の過程というものを反省してみると、
そんな印象が強いです。
何が言いたいかというと、
どれだけ頭を使って時間をたくさん使って効率的にやっていても、
「謂わば時間の流れ」が解決してくれる場合もある。ので、
煮詰まってきても「こんなに練習してるのに...」と絶望しないで
どんどん次を楽しみましょう!
薄皮が少しづつ積み重なっていくような仕方で、達成される部分もあるから...
ということです。
絵をいくつも描いていて、
自分の作品がどんどん溜まっていく
で、絵を描き終える経験を何回もしたら、しばらく前に描いた題材を、より良く描くことができるようになっている
・・・的な?なんか微妙に違うな(笑)
そんな感じで。